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サードウェーブ系哲学的ゾンビ

知る。考える。感じる。想像する。

ポジティブに諦める、ということ

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はじめに

この前の記事で近況報告をしたのですが、それを書きながら考えたことを言ってみます。

近況報告の中では、進学を諦めたり、学位留学を諦めたりしたことを述べました。ですが、後悔はしていません。 これは、自分の中で「上手に諦める」ということができたのかな、と後から思うようになりました。 今回は、上手な諦め方、ポジティブな諦め方について話してみたいと思います。

諦めたこと

私が今回諦めたことは、下記の通りです。

  • 大学院修了と修士の学位
  • 海外大学での学位留学
  • 研究者になること
  • 「テクノロジーによる障害者支援」を仕事にすること
    • ただし、これについてはまだ諦めていない

主な理由は持病のうつ病の悪化ですが、他にも色々な要因があるように思います。

  • 期待を背負いすぎた
  • 「こいつならできる」オーラを(なぜか)出していた

自分の実力以上に自分を大きく見せることに(意図せず)成功していたようで、 後から振り得ると自分は詐欺師じゃ無いかと思うようなときもあります。

無意識に「お前なら海外に行ける!」「キミなら夢を叶えられる!」といった期待を背負ってしまい、 結果として潰れてしまいました。応援してくださった方には本当に申し訳ないです。

何が変わったか?

失意の中で大学院修了を諦めることを決意したのですが、その後は不思議と心が軽くなっていった気がします。

具体的には2つあり、1つは療養や読書、身の回りの整理のための余裕ができたことです。 単純に、余裕ができたので、ストレスも軽減されたのだと思います。

もう一つは、日本で暮らしていく覚悟ができたことです。 今まで、私はやけに意識が高かったので、「海外に行くんだ!」という意識が常にありました。 そのために、「英語を勉強しよう!」「論文誌を出すために研究に励もう!」という自己プレッシャーが常にありました。 その上に、一時期は某めいろまさんみたいな海外推しツイッタラーなんかもフォローしていました。 精神的にタフな人手あれば、このようなプレッシャーによって実際に事をなすこともできるでしょうが、 私は残念ながら精神的に弱かったので、自分で生んだプレッシャーに負けてしまいました。

私は海外留学を諦める際に、日本で生きていく場合のシミュレーションを軽くしてみました。 その結果、日本にいても英語で仕事できればお金稼げそうだし、日本にいるのも悪くないなと思いました。 趣味でも、好きなのは(80-00年代の)邦楽だし国内のDJイベントを色々回りたいし、 その上最近は新しいバイクを購入し大型二輪免許まで取ってしまったので、日本でツーリングしたいとも思うようになりました。

夢を追うことと、夢をあきらめること

以上のような経験談から、一般論をぶってみたいと思います。

まず一般に、夢を追うことは素晴らしいことです。 私個人としては、夢を追う人は基本的に応援したいと考えています。 (会社が「夢」を強調しているようなところには近づかない方がいいですが、それはまた別の話で。)

ただ、自分の高い理想に押しつぶされていないか?は、常にチェックしたほうがよいでしょう。 非科学的な表現でアレですが、自分の「第六感」を使って、心の奥底で感じている本音をすくい上げてください。 具体的な実践としては、マインドフルネス(いわゆる瞑想)の講習を受けてみるのもいいかもしれません。 私は未経験なのですが、やってみたいです。

ここで、私の好きな言葉を紹介します。

"YOU PLAY WITH THE CARDS YOU'RE DEALT... WHATEVER THAT MEANS" 「配られたカードで勝負するしかないのさ。それがどういう意味であれ」 — スヌーピー/ピーナッツ

これは、漫画ピーナッツに登場するスヌーピーの台詞です。 大富豪でも、一旦大貧民になってからの巻き返しがゲームの醍醐味。 自分のできる範囲・持っている力のみでどうにか生きていくことが大切なのでしょう。

ポジティブに諦めるために大切なこと

最後に、私のように上手くポジティブに諦めることができた要因を考えてみます。

前提条件はお金

こればっかりはどうしようもないですが、まず最低限生活出来るお金が無いとポジティブもくそもないです。 幸いにも、(言い方は悪いですが)私はまだ親のすねをかじることができたため、 うつを療養しながら無理の無い程度に働くという選択ができました。

もしそのようにお金を確保できない状況であれば、生活保護を受けて療養していたのかなぁと思っています。 株式投資でも言われることですが、まず元手がないと始まらないというのは現実としてあると思います。

余裕があれば、お金の節約・ため方・増やし方について学んだり考えたりすると良いと思います。 (私自身はこれからですが・・・) お金が無いうちはどうしても節約に目が向いてしまいがちですが、 元金ができてきたときにどうやって増やしていくかについても意識を持っていくと 将来動きやすくなるんじゃないかと思います。

常に刃を研ぐ:自己投資

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これは、コヴィーの名著「7つの習慣」からの丸コピですが、 自己投資を普段からしておくことが大切です。(ちなみに「7つの習慣」は最近出た完訳版がおすすめです。) 例えば下記の通りです:

  • 読書
    • ビジネス書だけでなく、教養になりそうな文学作品や哲学書もできれば。
  • プログラマの場合は、プログラミング言語や技術の勉強
    • 時間があれば、数学やアルゴリズムなど、数十年先も生き残っていそうな基礎を。
  • 事務職の場合は、Word/Excelや簿記の知識

また、個人的にはうつ病関連で訳あって休止しているのですが、英語の勉強は決して無駄にならないと思います。

個人的に思うのは、やみくもに乱読するのでなく、「名著」と言われる本に対する嗅覚を付けることが重要だと思っています。 逆にうつなどで読書するエネルギーが十分でない場合は、毎日数ページでいいのでリハビリとして本を読む習慣をつけるとよいかと思います。

常にアンテナを張る

世の中の動きを知りましょう。 ベタなのは新聞ですが、それぞれの新聞には「新聞社や記事の意図」「誘導」が隠されていることを意識して、 読む場合は批判的に読みましょう。(私は新聞取ってません。)

TwitterやFacebookを友達関係にしか使っていない人も多いと思いますが、 有名人や面白そうな人をフォローしまくると色々な情報が入ってきます。 1000人ぐらいをフォローすると、リアルタイム性が生まれ、タイムラインから見える世界が変わってきます。 (ただし、少しでもストレスを感じるようであれば、即アンフォローを。)

さらに私は、はてなブックマークの人気エントリ、Gunosyのマイニュースをチェックしています。 特にIT系であれば話題のニュースや記事がよく飛び込んでくるので、ぜひチェックしましょう。

加えて、IT系であれば勉強会に参加してみるのもいいでしょう。 意識が高まるしコネもできるでしょう。 最近は地方でもIT系勉強会を開催するようになってきているので、ぜひ探してみてください。

自分の居場所を確保しておく

最後に、自分が逃げ込める居場所を作りましょう。 これには2つの意味があります。

まずは物理的な意味。 自宅やお気に入りのカフェ、公園など、好きな場所や落ち着ける場所を見つけておきましょう。

2つ目は心理的な意味です。 趣味の集まりやOBOG会、IT系勉強会などが該当します。 僕の場合は大学のサークルやDJパーティのつながりが該当します。

まとめ

諦めることは必ずしもネガティブなものではありません。 前に進むために、荷を下ろすことも必要ではないか、ということをこの記事で述べてきました。

いくつかの前提条件(特にお金)はありますが、 正社員として就職できないからといって悲観する必要も無く、探せば意外と選択肢はあるように思います。 その選択肢を広げるためにも、普段から「刃を研ぐ」ことをおすすめします。

もし悩みのある方は、FacebookやTwitterなどでもご相談ください。お待ちしています。